100円玉理論の幻想

競馬必勝法は競馬ファンの見果てぬ夢といっていいでしょう。
私も競馬にはまっていた時には無理とはわかっていても競馬必勝法を暇があれば考え続けていたものでした。もちろん、色々な競馬必勝法のついての書籍もたくさん購入して読みまくりました。
その必勝本の中でも私が最も影響を受けたのが100玉理論を繰り出した本でした。ギャンブル必勝法の一つに倍額を賭けていくという方法があります。コインのように裏か表かの2者択一でどちらかにかけるとすれば、もし負ければ次の回には前の賭け金の2倍をかけ、また負ければまた前の賭け金の2倍、はじめらかすれば4倍の賭け金をかけるという方法で、勝つまで賭け金を増やしていくという方法です。そしていくら負け続けようと最後の一回に勝てば初めの賭け金の分だけは絶対に勝つということになります。これは誇張でもなんでもなく、数学的に正しい理論であることは簡単にわかりますが、致命的な弱点があります。理論は破たんすることはないのですが、賭け金が破たんしてしまうことがあるということです。いくら賭けたくともタネ銭がなければ終わりです。そして、倍額を賭けていくと賭け金は急速に増えていき、5回目にははじめの16倍で、その前の負け分を加えればかなりな金額を持っていないと勝負自体ができません。
100玉理論はそれを競馬に応用した方法で、100円から始めるということで100円玉理論となったようです。競馬の単勝馬券の1番人気から3番人気までのよく出る単勝に絞って、利益が出るように賭け金を増やしていく方法でした。同じ弱点もやはりありましたが、しっかりした計算式もあり、これならいけるのではないかと感じさせる内容でした。もちろん理論に破たんはないのですが、あまりに機械的すぎて競馬の魅力を半減させるのも事実で、私も何回かやってみましたがやはり資金がパンクして途中で諦めた記憶があります。でも、かなりの資金量がある人はもしかしたらと思わせるものはあったと思います。

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