秋から冬の時期に開催される競馬について

競馬(JRA開催)は年間でスケジュールが組まれており、大きなレースが開催される時期はプログラムの変更がない限りは毎年だいたい同じ頃に開催されます。たとえば年が明けるとまず開催される重賞は東西の金杯で、年末最後のG1レースは有馬記念で締めくくられるといった具合です。
スケジュールが毎年だいたい決まっているということは、この時期の競馬はこういう楽しみ方ができるというのもだいたい決まっていることになります。ここでは秋から冬の時期の競馬の楽しみ方を紹介したいと思います。
秋開催は9月から始まり、東西それぞれ中山と阪神競馬場で行われるのが通例です。この時期の楽しみは、まず秋のG1レースに向けたステップレースにあるかと思います。3歳のG1であれば、秋に菊花賞と秋華賞が開催されます。とくに菊花賞は牡馬の三冠レースの最後をかけたレースになります。春にG1レースで活躍した馬が菊花賞や秋華賞に向けて動き始めるのが秋の魅力のひとつです。菊花賞や秋華賞には前哨戦になるレースがあります。前哨戦とは、これの上位に入ることができれば菊花賞や秋華賞への優先出走権を獲得できるというレースです。春に活躍した馬はこの前哨戦を一度使って本番に向かうことが多いのですが、春の時期にはまだ大きな舞台には進んでいなかったような遅咲きの馬が夏に力を付けてこの前哨戦に出てくるということがあります。春に強かった馬が秋になってもまだ世代の上位の力でいるのか、それとも夏の時期に遅れて勝ち上がってきた馬が春に活躍した馬を脅かすのか。秋は本番になるG1レースの前からすでに見所があるのです。
秋から冬にかけては大きなG1レースが多く開催されるシーズンでもあり、それもまた楽しみなところです。とくに秋の天皇賞、そして海外の馬も参戦するジャパンカップ、年末最後のグランプリレース有馬記念は競馬界の中でもトップクラスの力を持つ馬が勝つために出走してくるため大変盛り上がりを見せます。この「勝つために」というのがポイントです。レースに出走する際、どうしても勝ちたいと望んで出走する場合と、勝ちたいレースで調子が最高になるように調整として走らせる場合があります。先ほどの3つのレースは賞金が高く設定されているため、強い馬が勝つことを狙って出てくるレースになります。勝つことを狙ってくるということは、馬の調教師がその馬の調子を最高に持ってくるように仕上げてくるわけです。トップクラスの馬がそれぞれ最高の仕上げで挑んでくるわけですから、秋から冬にかけて行われるこの3つのレースはファンにとって非常に楽しみなレースになります。

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