好きな馬

私が愛した競走馬・マヤノトップガン

競馬ファンであるなら誰しも想い出の馬が1頭や2頭はいるものだと思いますが、私にとってメモリアルな競走馬と言えば、マヤノトップガンです。マヤノトップガンは1990年代に活躍した名馬です。戦歴は華々しく、菊花賞や有馬記念、宝塚記念、天皇賞といったG1に勝利しています。時代を代表する競走馬だったと言ってもよいでしょう。騎乗は田原成貴。こちらも時代を代表する名騎手と言ってもよいでしょう。

私がマヤノトップガンと出会ったのは大学生の頃です。友達に連れられ、はじめて競馬場に行きました。京都の菊花賞でした。当時、私は競馬については何も知らなかったのですが、マヤノトップガンの馬券を買ってみました。3番人気だったと記憶しています。初心者でしたから、とくにこの馬に思い入れがあったわけではありません。ただ何となく惹かれるものを感じたのです。すると、マヤノトップガンはスタート直後に先頭に立つと、そのままゴールまで他の馬に一度も抜かれることなく、そのまま逃げ切り勝利を決めてしまったのです。なんと印象的な勝ち方でしょう。しかも、菊花賞という日本の4歳馬を代表するレースでです。私はこの馬の大ファンになってしまいました。

それからというもの、私はマヤノトップガンを中心に据えながら、競馬を楽しむようになりました。当時、渋谷には競争馬の博物館のような場所がありました。クアトロの4階だったと思います。そこに行けば、過去のレースの動画を見ることができました。今のようにネットが発達していなかった時代ですから、過去のレースを見ようと思えば、そこに行くしかなかったのです。そこで様々な過去の名レースを追体験しました。ナリタブライアンとマヤノトップガンの阪神大賞典というケイバ史上に残る屈指の名レースもそこで知ることができました。名勝負と呼ぶにふさわしい超絶なマッチレースです。私は大学の帰りにしょっちゅうそこに寄っては、このレースの動画を飽きることなく鑑賞していました。

あれから長い年月が経ちましたが、私は今も競馬ファンです。これまでたくさんの競走馬を見てきました。お気に入りの馬は両手では数えきれないほどです。しかし、もっとも印象的な馬は誰だったかと言われれば、やはりマヤノトップガンのことを思い出さずにはいられません。あれは私の初恋にして最愛の競走馬だったのです。

競馬人気の浮き沈みはスターホースの存在に掛かっている

競馬というと、多くの人が持つイメージはギャンブルというものであり、決してそのイメージは良いとは言えません。
最近では若者離れが進んでいて、JRAなどではそれを阻止しようと様々な戦略を行っています。
昭和の時代、競馬というのは公営ギャンブルでそのイメージや柄は良くなかったとしても、国民的な人気がありました。
昭和の名馬といえば、ハイセイコー、シンザン、オグリキャップ、シンボリルドルフなどなど、様々なスターホースがいたものですが、最近ではそういった馬はほとんど見かけません。
2000年代のスターホースといえば、まず名前が挙がるのがディープインパクト。
確かに様々なコースレコードを出したり、連勝しまくったり、結果は出せなかったにしろ凱旋門賞まで行った強豪馬であることは間違い有りません。
しかし、その人気はどうだったかというと、そこまでではないでしょう。
一頭だけが突出したような状態でライバルとなる馬が存在したわけでもなく、実力は確かだったかもしれませんが、時代に恵まれなかったという他ありません。
ハイセイコーやオグリキャップなどは、まさに国民的人気馬と言えるもので、その時代の競馬ブームを作り出したものです。
ハイセイコーは戦後の時代背景というものがありましたが、オグリキャップは地方から中央への制度を変えた移籍や、タマモクロスやイナリワン、マーチトウショウといった様々なライバルがいたという好条件が整っていました。
現在の競馬は、オグリキャップの第二次ブームの残り火とも言われていて、若い人達にはあまり人気がありません。
名勝負と言われるようなものもあまり耳にしませんし、スターとなる馬がいない以上はしょうがないのかもしれません。
今後の日本競馬界にどのような名馬が登場するのかわかりませんが、そういったスターホースとなれる馬が登場したときに、日本中が熱狂出来るようなドラマを描けるような時代背景が整っていて欲しいものです。